5.個人保険(P)

個人保険-脱営業-PICKUP

5.個人保険(P)

前回までのアプローチとヒアリングを通じて、クライアントの問題抽出と解決方法の提示、そしてコンサルタントの情報をお伝えすることで、クライアントがかなり期待感を持っていただいた状態で、3回目の面談を実施することになります。

クライアントの将来ビジョンをより豊かにするために、金融商品の最適化を図っていくというイメージをもってお会いいただくこととなります。

具体的には、資産形成や資産運用のお話しと、保険に代表されるリスクマネジメント商品を最適化していくことになります。

資産運用にあたっては、クライアントの金融知識に配慮し、基本的な内容からお伝えしていくことが基本になります。

「ドルコスト平均法」や「ポートフォリオの組み方」「リバランス等メンテナンスの方法」
をお伝えさせていただきながら、クライアントの運用方針に沿った設計をしていくことになります。
また、保険等リスクマネジメント商品に関しても、保障の目的や保障する金額や期間の整理、その上で保険を設計するにあたっての基本的な知識をお伝えする中で、クライアントに最適なリスクマネジメント商品を設計していきます。

運用商品や保険商品を設計する際に最も重要なことは、前回のミーティングでお作りした将来の収支設計との整合性がしっかりと取れているかどうかということです。
収支設計上は、大学等の教育費のピークで金融商品残高がギリギリになってしまう方が、無計画に貯蓄型の保険に加入されている方がいらっしゃいます。

教育費のピークに金融資産残高がギリギリになる。その時に持っている金融商品が貯蓄型の保険が大部分を占めている。解約が予見される局面で、その保険の解約返戻率が80%と目減りしてしまっている。それはファイナンシャルコンサルタントが設計してはいけない金融商品です。
掛捨ての保険は別として、いわゆる貯蓄型の保険については、将来の収支設計全体を把握し、ストック資産とフロー資産の両方をチェックアップした上で、クライアントの将来ビジョンと整合性がとれているのか、この点はプロのコンサルタントとして確認していくことが重要です。