面談前の準備
法人のコンサルティングにあたっては、財務と金融のコンサルタントとして、クライアントに価値の提供ができるかどうかが非常に重要です。
個人のコンサルティングと法人のコンサルティングとの大きな違いの一つは、第1回目の前に、準備ができるという点です。
現在では、HPを作っていらっしゃる企業も多いので、そちらはしっかり拝見します。その会社の経営者の方がどういう理念で会社を経営されているのかは非常に重要です。そしてビジネスモデル、どういう仕事をしていらっしゃるのかを把握することができます。
また、帝国データバンクや東京商工リサーチなどの調査会社を使えば、事前に直近の業績を把握することができますし、株主構成や自己資本比率などの数字を見れば、ある程度の会社の状況が想像ができると思います。
売上利益が減少傾向であれば、おそらく利益を上げる、キャッシュフローを改善するお話ができればクライアントに喜ばれると想像できます。
逆に売上と利益が向上していれば、税金に対する対策が必要になってくるかもしれません。
経営者の構成と株主構成を見てみれば事業承継がどういうフェーズにあるのかというところも見えてくるでしょう。
自己資本比率を見てみれば銀行融資の有無、どれくらいの借り入れをされているのかがイメージが付くと思います。
こういった情報を元にして、クライアントが喜ばれるのではないかなというソリューションを頭の中に4つ、5つくらいをイメージしてしっかりと用意をした上で、クライアントとの面談に臨みます。