19.スタッフKが見た弊社代表-カフスボタン-

スタッフKの閑話

19.スタッフKが見た弊社代表-カフスボタン-

今回もまた代表に代わりまして弊社スタッフKがこっそりと代表の不思議をお伝えします。
ある真夏の日、太陽の光で焼け焦げそうな日に我々は並んで道を歩いていました。
私が「暑いですねぇ」と言うと、
「スリーピースのスーツを着ている人間にソレ言いますか!?」
と珍しく少しだけ語気を荒げていらっしゃいました。(社長は極度の汗っかきです)
私は「あっ。すみません。というか、なんで真夏なのにそんなに着込んでるんですか?」と聞くと、
「TPOに併せて。」とおっしゃっていました。

代表「僕のシャツには胸ポケットがないんですよ」
私「え。携帯入れるとき困るじゃないですか」
代表「入れません。あと、袖はカフスなんです」
私「カフス?」
代表「つけるのが面倒な袖のボタンです。」
私は正直(なぜ、不便で暑くて面倒な格好をされているのかな)と不思議に思っていました。
代表「スーツって昔の貴族の格好じゃないですか。」
私「はい」
代表「だから、ポケットがなくても、お付きの人がものを持ってくれるんですよ。そして、めんどうなボタンも別の人間がつけてくれるんです」
私「は〜そうだったんですね」
代表「物事ってちゃんと歴史があって、それを知ってやるか、知らないでやるかって大切なんですよ」

代表は首筋をなんどもハンカチで拭いながら、歩いていらっしゃいました。
私は、これからそいういう場に行かれるのだなと思いながら半袖のシャツで横を歩いていました。